木陰で本を読みながら

主婦的生活の切れ端を集めた雑記帳です。

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小さな小さな蛾

先日、キッチンで小さな小さな蛾を発見しました。
それから立て続けに何匹か見つけ、その度に退治していましたが、何だか嫌な予感。
一体どこで発生したのでしょう?

虫が出るのは必ず発生源があります。
コバエなら、ゴミ箱ですよね。
キッチンの蓋つきのゴミ箱に生ごみも捨てるのですが、その中に殺虫剤をスプレーするとコバエがいなくなることが多いです。

この小さな蛾、初めて見るわけではないけれど、どこで発生するのか思い出せない・・・
そんなもやもやを抱えたまま過ごしていたわけですが。


お米を研ごうと水を入れたとたん、米粒がいくつかくっついた小さな塊が二つ、浮きあがってきました。

うわぁ・・・これは繭だ!!
あの蛾はここから出てきたのだ!!
まだそんなに暑くないと思ったのは甘かった!!

ま、反省はいろいろありますが、あの小さな蛾は米櫃、乾麺、粉の中から出てくるのでした。
今回は米ね。

唐辛子を入れて置けばよかった・・・と後悔しても遅い。
米櫃の中を洗ってきちんと乾燥させるという余計な仕事を増やしてしまい、とても残念な私です。

あー、油断も隙もないわ。




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「神品至宝」 台北 国立故宮博物院展

行ってきました!
「神品至宝」のキャッチフレーズの「台北 国立故宮博物院展」です。

場所は上野の東京国立博物館です。

広い敷地内に入ると、本館は今回の目玉「翠玉白菜」だけの展示で、連日4~5時間待ちの列になっています。
別の展示物は奥の平成館に展示されているので、白菜待ちの列の横を抜けてそちらの方へ進んでいきます。

kuro_140217kokyu01.jpg


台湾旅行をしたときに故宮博物館へ行っているのですが、今回東京国立博物館で見られるということで、絶対に行きたいと思いました。

午後から出かけ、まず平成館の展示品を2時間半かけてゆっくり見て、それから東洋館での関連展示を1時間ほど見て、夕方6時頃から白菜待ちの列に並びました。
その時点で50分待ちだったのですが、実際には30分ほどで見ることができました。

翡翠でできた白菜、素晴らしかったですよ。

長く並んだあと、導かれるままに小部屋に入って行きます。
壁も床も天井も黒い部屋の中で、四方から当たるライトの中で輝く白菜の姿・・・
観覧者は最前列に誘導され、そのまま白菜の周りを一周してじっくり見た後は2列目以降の場所で好きなだけ見られます。
最前列で満足してそのまま出るもよし、せっかくだからもう少し見ていくのもよし。

私はかなりじっくり見ました。
小さな望遠鏡も持って行ったので、拡大してじっくりと。

白い部分は内側からキラキラと輝きを放ち、緑の部分は翡翠特有のとろみのある美しい色をしています。
「至宝」の言葉にふさわしい、いつまでも見ていたいような美しい白菜です。


白菜の展示は期間限定なのでつい白菜に焦点があたりますが、他の展示品も素晴らしいものばかりでした。
書、絵、青磁をはじめとする陶器類、翡翠や象牙やメノウでできた工芸品、厚塗りの漆を彫りこんだ堆朱、極彩色の琺瑯、絵かと思うような細密な刺繍・・・

普段は図録を買わないことにしている私が、2500円払って、見た目も重さも特に分厚い電話帳のイエローページそっくりの図録を買い込んで帰ってきました。

図録を見るたびに、故宮博物院は本当に良いものをたくさん貸し出してくれたのだなぁと改めて感動します。




実は今年は国立博物館のパスポートを買ったのです。
1年間有効で4100円。
常設展はいつでも見られて、特別展は年6回見られます。
特別展は1500円前後なので、年3回行けば元は取れる勘定です。
東京だけではなく、京都と九州の国立博物館も見られるのですよ。

このパスポートは1月に買って「クリーブランド美術館展」と「人間国宝展」を見たので、これで3回目となりました。
今回ほどパスポートがあってよかったと思ったことはありません。
だって、チケット販売窓口が大混雑だったのです。
パスポートを見せてするりと入場。
本当に助かりました(*^_^*)

人気がある展覧会は、チケットを買う窓口で並んだりします。
そういう無駄な時間を過ごさないためにも、こういうパスポートや前売り券は有効ですね。

・・・そして国立新美術館で開かれているオルセー美術館展の前売り券と、秋から開かれるチューリッヒ美術館展の前売り券を買ってしまったのでした。

行かねば!!



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刺し子のふきん

刺し子のふきんをつくりました。

一見大変そうですが、晒しの布に図案が印刷されているキットがあって、好みの色の糸で図案通りにチクチク縫うだけです。
私は青~緑のグラデーションの糸で縫いましたが、ちょっと地味だったかも。

水洗いすると図案が流れて、ステッチだけが残ります。
とっても簡単!

こういう刺繍のふきんを使うって、なんだか贅沢で好きだなぁ。

TS3N0072.jpg


コツはね、ステッチが交差している部分の縫い目をそろえること。
下書きの線の通りに縫って行けば、間違いなく同じものができあがります。

簡単ですので、お試しあれ~。



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東京都美術館「バルテュス展」と東京藝大美術館「法隆寺-祈りとかたち」

今日はお昼過ぎから出かけようと思っていたのですが、用事を思い出して断念しました。
3時過ぎから豪雨と雷になり、現在(16時)も雨が降り続き、外は薄暗くなっています。
今日は美術館に行こうと思っていたのですが、出かけなくてよかったです。

出かけようと思ったのは、先週久しぶりに展覧会を見に行き、それがとても良かったからなのです。
3月いっぱいで仕事を辞めてからは、いつでも出かける時間があるのに家の周辺で過ごしていました。
久しぶりに遠くへでかけていいものを見てくると、充実感でいっぱいです。



先週見てきたのは下の二つです。
2会期が22日までだったので、終了間近の駆け込みでした。

東京都美術館「バルテュス展」
東京藝大美術館「法隆寺ー祈りとかたち」





東京都美術館は長い改修工事の後、初めて行きました。
工事に2年もかかったため、以前の建物を思い出せないという忘れん坊の私。
でもエントランスにある幅広の階段の脇に、上りと下りのエスカレーターが付きました。
以前は階段の幅が広すぎて、足の悪い方には昇降が不安だったと思います。

そしてミュージアムショップも広くなったような。
以前より「寄ってらっしゃいな~」と言われているような感じで、つい寄ってしまいます。

バルテュスは全く知らない画家で、最近は海外の作家の展覧会を見ていなかったせいもあり、興味深く見ることができました。
外国の作家を見るいい機会となりました。





東京藝大はいつもいい催しをやりますねー。
間違いなく満足して帰ってこられます。
今回も法隆寺の歴史と圧倒的な存在感に大満足です。
以前、NHKの日曜美術館で紹介されていた鈴木空如(すずきくうにょ)の「法隆寺金堂壁画模写」が4枚、大きな空間を取って展示されていました。「壁画」ですからね、本当に大きいのです。
鈴木空如は明治の終わりから昭和の初めにかけて生涯に3度、法隆寺の壁画を模写しています。
それが、昭和24年に焼失した法隆寺の壁画を、昭和42年に再現することになった時に重要な資料になるのですね。

そのほかにも飛鳥時代から鎌倉時代に作られた数々の仏像、如来像、四天王像など。
綺麗な絹織物で作られた色鮮やかな幟は飛鳥時代に作られたもので、手縫いで複雑な形に仕立てられています。
奈良時代の百万塔は、小さな木製の塔で、中に世界最古の印刷物である「陀羅尼(だらに)」というお経が収められています。
本当に見るものがいっぱいの展覧会でした。




さて展覧会へ行って満足感を得るには、展示物のことを勉強しなくてはなりません。
準備不足で行くと、「これ何?」「この人有名なの?」「どれが代表作?」「え?どれも地味じゃん~」「この作品はどこがいいの?」・・・と数々の疑問と見当違いの感想を持って帰ることになりかねません。

普段から仕事でアートに携わっている人でなければ、行き当たりばったりの予習無しで存分に楽しむことは難しいです。
そういう時にNHKの日曜美術館は大変ありがたい番組です。
45分かけてじっくりと解説してくれるのですから。
でも番組で取り上げられると、途端に観客数が増えるのですよね。
せっかく行くのだから楽しみたい、でも放映を待っていると会場が激混み・・・このジレンマ。




それでここ数年、私は音声ガイドを借りることにしています。
貸出料が500円くらいかかるのですが、予習せずに行き当たりばったりで見に行く私には500円以上の価値ありです。
会場にも解説の掲示がありますが、混んでいて近づけない場合もあるでしょう?
音声ガイドを使うと、耳から解説が入ってきて、目では展示作品を眺めることができます。
聴覚と視覚を使って、展覧会が快適な空間になります。
会場のパネルにはないエピソードや、作品によってはBGMも流れてきます。
音声ガイドは見るべき作品をピックアップしているので、効率よく回ることもできて、主催者の意図も理解できるような気がします。

機会があれば是非使ってみてください。
理解も深まるし、記憶にもはっきりと残ります(忘れん坊の私でもかなりはっきりと・・・)。
音声ガイド、おすすめです。





今日、行きたいと思っていたのは東京国立博物館で今日から開催されている「台北 國立故宮博物院-神品至宝-」です。
有名な「翠玉白菜」の展示は7月7日までなので、早めにいかねば。

実は他に行きたい展覧会がいくつかあるので、迷い中。
さて、どうしようかな~?


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イタリア映画「眠れる美女」

6月10日で廃業になった吉祥寺バウスシアターで見てきた映画です。

イタリア映画の「眠れる美女」。

舞台は2009年のイタリア。
17年前に21歳で交通事故のため植物状態になってしまったエルアーナという女性がいます。
彼女の両親が娘の延命措置の停止を求めて起こした裁判で、最高裁判所はその訴えを認めます。
彼女の尊厳死の是非をめぐって、カトリックの影響が強いイタリアでは、国を二分する大論争が巻き起こります。
その混乱の中で3つの愛の物語が繰り広げられます。

妻の延命措置を停止させた過去がある議員と、彼を許すことができない娘の物語。
劣悪な環境で育ち、他人に心を開かない女性と、仕事に疲れながらも命を救うことに邁進する医師の物語。
植物状態になった娘を介護するために自分のキャリアを捨てる名女優と、母親に振り向いてもらいたいその息子の物語。

尊厳死を廻って国内が揺れる時期に、この3つの物語は互いに交わることなく淡々と進んでいきます。
生と死の境目で人は様々なことを考えて行動します。
この映画は、この3組の人間模様から色々な愛の形を見せてくれます。

メルヘンなタイトルだけどなかなか重い映画で、見た後にしばらく忘れられないような余韻を残してくれます。


143.jpg


余談ですが、これは「爆音映画祭」という大音量の上映会で見てきました。
町の騒音が大音量で聞こえてきて、臨場感が抜群でした。


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写真を撮ろう

いつ頃からだろう、自分が写った写真をみたいと思わなくなったのは。
20代のころはよく写真を撮ったし、見るも楽しかったのだけれど。

旅行へ行っても、写すのは風景ばかり。
「年賀状の参考にたくさん撮らなくちゃ」と言いながら、きれいな景色や建物はたくさん撮ったけど。

毎日鏡で見ている自分の顔は写真にしてまで見たくない。
写真の中の自分は、鏡の中の自分よりももっと見たくない老けて太った姿。
写真にして何度も見たくない自分だよね。

でも私はやっと気が付いた。
写真の中の自分の姿が、そのまま自分の記憶になるってことに。
避けていると、記憶がすっぽり抜けてしまうことに。

記憶の中の自分の姿は、写真で見る自分の姿。
子供が小さいころの笑顔は、アルバムの中の写真の笑顔。

写真を撮らなかった旅行は、景色も自分の姿も思い出せない。
写真を撮った旅行は、自分の笑顔、空の色、路地を吹き抜ける風まで思い出せる気がする。

だから、これからは写真を撮ろう。
旅行へ行った時、大切な友達と会った時、楽しい集まり、感動した展覧会、きれいな花畑・・・
たくさん撮って、プリントして、たくさん覚えておこう。
私はとても忘れっぽいから、写真にして蓄えておこう。


           ・・・・・・・・・・


シャーレ―ポピーが咲く花畑を眺めながら、そんなことを考えたのでした。


シャーレ―ポピーが咲く丘
(国営昭和記念公園にて)

いや、さすがにブログに自分の姿が写った写真は無理ですから~(^^ゞ


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はちみつ大好き

はちみつが好きです。
ヨーグルトにはジャムじゃなくてはちみつです。
あまりこだわりはないのだけど、ちょっと高いのを買うとやっぱり美味しいですね。

それでマヌーカハニーを買ってみました。
いままで買ったことがなかった高価なはちみつです。
殺菌効果があって、傷ややけどに塗ることもできるはちみつです。
近所のスーパーでは売っていないのですよ。

いつものようにヨーグルトにかけてみます。

うん、いかにも「はちみつ」という香り。
濃厚な香りではちみつの王道という感じ。

それで食べ終わった瞬間にふと考えたのですけど、ヨーグルトのビフィズス菌はどうなったのでしょう?
マヌーカハニーの殺菌効果でビフィズス菌は駆逐されたのでしょうか?
医療用にも使えるという殺菌効果だからね~。

これは健康に良いのか悪いのか・・・
せっかくの高価なはちみつだし、どうやって食べるのが一番いいのかな。

考えれば考えるほどわからなくなるケチな私です。


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平成26年です。

こんにちは。

1月も半ばを過ぎ、平成26年という呼称にもすっかり慣れてしまいました。

いまさらですが、今年の年賀状です。

本年もよろしくお願いします。


碌山美術館




今年は長野県安曇野市にある「碌山美術館」です。

これは明治43年に30歳の若さで亡くなった彫刻家の荻原守衛(碌山)の美術館です。

昨年の9月に松本市と安曇野を1泊で廻ってきました。

念願の松本市美術館で草間彌生さんの常設展示を見て、松本市時計博物館を見て、これまた念願の松本城のてっぺんへ登り、旧開智学校を見て、城下町のなわて通りと中町通りをぶらぶら歩き、夜は一人でそばを食べました。

一人旅なので、予定をぎっしり詰め込んで歩きづめの一日となりました。

二日目は安曇野市穂高へ移動して、穂高駅前でレンタサイクルを借りて廻りました。

お目当ての碌山美術館の他にも小さな美術館があるのでそちら方面をまわるつもりでしたが、レンタサイクル店のおじさんの強烈な押しで、当初考えもしなかった「大王わさび農場」という大きなわさび田を見に行くことにしました。
これは美術館と逆方面の川沿いになります。

今にも降り出しそうなお天気でしたが、田んぼの中にある道祖神を探しながらのサイクリングは楽しかったです。
綺麗な水の流れをつくり、その中に植えられているわさび田はとても清潔できれいなものでした。

そして最後にたどり着いた碌山美術館が、今年の年賀状となりました。
30年という短い人生でしたが、日本を出てニューヨークとパリで学び、たくさんのブロンズ彫刻を残した荻原守衛の濃密な時間が胸に迫ります。

この赤いレンガの壁とそれにからまるツタの風情はちょっといい感じです。
小さな葉っぱが風に揺れていましたっけ。

当日はどんよりした曇り空でしたから、この絵はちょっと嘘です。許してね。


ずっと昔、子供が小学生のころにどこかのお楽しみ会でお土産にもらってきた色鉛筆で描いたので、発色がいまいちです。
もったいないのでずっと使っている24色の色鉛筆ですが、色が薄くて物足りないので、もう少しいい鉛筆が欲しいです。
ここ数年、年賀状は色鉛筆で描いているので、今年は新しいのを買おうかな。



今年もぼちぼち更新していきます。
またお付き合いくださいね。




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馬車が通る道

私が小学校に上がる前のこと、北海道の田舎町ではまだ馬車がありました。

馬車と言っても、シンデレラがお城の舞踏会へ行くような4頭立ての美しい馬車ではなく。
ローラ・インガルスの一家が家財道具を積み込んでアメリカの大草原を移動するような幌馬車でもなく。
「この道はいつか来た道 ああそうだよ お母様と馬車で行ったよ」という上品な景色でもなく。

近所を歩いていたのは(走っていたとは言い難い)ずんぐりした馬がのんびり引いている荷馬車です。
子供だった私には何を積んでいるのかわからずじまいでした。

馬は近所にある一番幅の広い道路をぽくぽくと歩いていました。
いつもきまって、その大きな道路でした。

その道は馬が通るからか、広くて自動車も通るからか、子供は遊びに行ってはいけないことになっていました。
その道が見えるところまで行くと「ずいぶん遠くまで来ちゃった。帰らなきゃ。」と思ったものです。

母と一緒の時だけ、その道を歩くことがありました。
西に向かって少し歩くと上り坂になっていて、そこを上がると別の世界に来てしまったようにワクワクするお散歩でした。

馬が通る道だから、所々に馬糞が落ちているのです。
母はね、「馬糞を踏むと足が速くなるのだから踏みなさい。」と私に言うのですが・・・踏みたくないの。
母が「わーい!」と走って行って自分で踏んだりして。
それでも私は踏みたくないの。

そのせいか、母は足が速かったというのに私は鈍足。


そんな馬糞の道もトラックの通行量が増え、私が小学校に上がる前の年あたりできれいに舗装されました。

それと前後して、ぱったりと馬が引く荷馬車を見なくなりました。

あの荷馬車はどこへ行ってしまったのでしょう。
馬は引退してどこかの原っぱで草を食べて余生を過ごしたのでしょうか。


   * * * * * *


一昨年、昔住んでいた町へ行ってみました。
大きくて「遊びに行ってはダメ」と言われていた道は、記憶の中の道よりもずっと細くて、他の道と何も変わりはありませんでした。

高低差がある大きな坂があったはずなのに、造成したのか、私が成長したのか、そこには小さな傾斜があるだけでした。

水を満々とたたえた大きな川に、鉄骨が組み合わさった大きな橋が架かっていたはずなのに、どこでも見かけるような川に鉄の欄干があるコンクリート製の普通の橋が架かっているだけでした。
あの大きな鉄橋を壊してコンパクトな橋に架け替えたのでしょうか。


道も川も土地の起伏もとても個性的で、子供だった私の心にはとても素敵な場所だった故郷。
もう私の心の中だけになってしまったあの場所。

50年近くたった今でも鮮やかに思い出すことがあるのですよ。






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何でも持ち帰る

思い返してみると、私は小学生のころから学校に物を置いてくるのはとてもイヤでした。

絵の具セット、お習字セット、リコーダー、辞書類・・・とにかく何でも持ち帰る。
何があっても持ち帰る。

置いて帰るのは座布団と上履きくらいだったかな。

高校になると、さすがに美術の道具やスケッチブックは置いて帰ったような気がするけれど、英和辞典(研究社の重い中辞典)は必ず持ち帰ったし、国語辞典や漢和辞典(これらはちょっとハンディ版)も持っていったら持ち帰る。

皮の学生鞄の重さは半端なものじゃなく、私の鞄を持った父が驚いて体重計に乗せたら11キロありました。

おしゃれな友人は学生鞄じゃなくてナイロンのバッグで通学していたけれど、なぜか私はそのようなことを考えもせず、11キロの鞄を振り回してバスに飛び乗っていました。



こんなこと書くと、自分の持ち物を大切にする几帳面な子だと思うかもしれませんが、そうではありません。
ただ、学校に置いておくのが嫌なだけ。
「だって、家で辞書を引きたいときはどうするの?
日頃勉強しないけど、学校においてきた日に限って必要になるかもしれないじゃない」
・・・ま、そんな感じかな?

だから、持っていったものは必ず持ち帰るんだけど、持っていくのを忘れることは結構あって、「ごめん、ホントにごめんねー!」と言ってジャージなどを借りに友人のクラスを駆け回っていましたっけ。
体育は楽しみではなかったので、ジャージは忘れ物の筆頭格でした。




そんな子だった私。

どうしてこんなことを思い出したかというと、先日職場で「ロッカーの中のものが少なくて綺麗だねー」と褒められたからなのです。

いや、ただ持って帰りたいだけ。
着替えをたくさん置いておくと、急に寒くなったり暑くなったりした時に便利かもしれないけれど、家で着たくなった時に困るかもしれないでしょ?
こんな妙な心配性のために、今でも職場に私物は少ないのです。


いや、その代わりパンパンに膨らんだトートバッグを持ち歩いていますわ。
11キロはないけれど、ドラえもんのポケットみたいになんでも入ってます。


結局いくつになっても人間の行動の傾向は変わらないということがよくわかりますね(*^_^*)


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「一谷嫩軍記(いちのたにふたばぐんき)」と「春興鏡獅子(しゅんきょうかがみじし)」

先日、国立劇場へ行ってきました。
10月歌舞伎公演の「一谷嫩軍記」「春興鏡獅子」を見るためです。

「一谷嫩軍記」の舞台は平家が源氏に大敗した一ノ谷の合戦。
源氏の熊谷次郎直実は源義経の命を受け、後白河法皇の落胤である平敦盛の命を救うべく味方を欺き、自分の息子小次郎を身代わりとして討ち取り、敦盛を逃がすのでした。

高校の古文で習った平家物語「敦盛の最期」とはずいぶん違いますね。
あちらは自分の息子と同じくらいの年恰好の、美しい若者(敦盛)を討ち取らねばならない直実の苦悩でした。

でも歌舞伎では話にひねりを加えて、主君の命に従って自分の息子を敦盛として殺さねばならない直実の心情を描いています。

これを松本幸四郎、市川染五郎の親子が演じます。

熱演でした。
直実の悲嘆がストレートに伝わってくるし、染五郎が二役演じた小次郎と敦盛も凛として実に美しい若者でした。
見ている私たちも涙、涙・・・ぐすん。



「春興鏡獅子」は江戸大奥に勤める小姓の弥生が、お正月の席で舞を披露しますが、小さな獅子頭を手にして踊り始めると、獅子の精が乗り移ったように獅子頭が動きだし、それに引かれるように弥生は花道を駆け去ります。
しばらくして弥生は「鏡獅子」となって花道から再び舞台に現れ、勇壮な踊りを披露します。
これは弥生として美しく踊った後に、鏡獅子になって激しく踊るという二役が見ものです。
染五郎さんは牡丹が描かれた金のふすまの前で、見事な踊りを披露してくれました。


「一谷嫩軍記」でさめざめと泣いて、「春興鏡獅子」でめでたい気分になって。
始まる前に大急ぎでランチをして、幕間では「劇場式ソフトクリーム」なるものを食べ・・・やっぱり美味しいものを食べなくちゃね。
目もおなかも大満足という歌舞伎見物でした。





「劇場式ソフトクリーム」はこれです。
     ↓

劇場式ソフトクリーム


バニラビーンズが見えるアイスがぱりぱりの最中の皮に挟まれていて、それだけでも美味しいのだけど、添えてあるあんこも美味しかったですよ。

何を書いても結局食べ物で終わるのよ、うん。

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あまおう

Author:あまおう
本を読んだり、料理をしたり、テレビを見たり・・・同じようでもどこか違う毎日を一緒に楽しく過ごしましょう!

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